エコノミークラス症候群(旅行者血栓症)を知りましょう!

災害時の避難場所におけるエコノミークラス症候群が注目を集めています。

最近では、2016年4月に発生した熊本地震や、未曾有の大規模災害である2011年の東日本大震災、2004年の中越地震のときにもエコノミークラス症候群で重篤な症状に陥ってしまう方が続出しマスコミで取り上げられましたね。

もともとエコノミークラス症候群は、航空機のエコノミークラスでの旅行中に多く発生していることから名付けられた名称ですが、災害時の避難場所においても、多くの方が発症していることから、特に注意しなければならない病気として知れ渡ってきました。

エコノミークラス症候群の由来について

そもそもエコノミークラス症候群という名称は、1977年に出された学説で、飛行機での旅行後に生じる肺血栓塞栓症がエコノミークラスに搭乗した乗客に多く発生するということに由来します。

最近まで、エコノミークラス症候群という名称から、航空機のエコノミークラスでの長時間のフライトが原因で発症すると思われがちでした。

それが現在では、エコノミークラスに限らず、ビジネスクラスやファーストクラスの乗客でも発症していることや、新幹線の車中、自動車やトラック、バスの長距離運転においても発症している事例が数多く報告されています。

日常でも要注意!職場でも発症する危険性あり!?

現在問題視されているのは、職場におけるデスクワークや長時間の会議、劇場、映画館などでも起こりえるということがわかっていることで、とにかく長時間にわたり椅子などに座って体を動かさない状態が続けば、何処でも誰でもエコノミークラス症候群を発症してしまう危険性が指摘されていることです。

一般的には、高齢者に多いとされていますが、40~50代の中年層にもみられ、ときには10~20代の若者に起こることもあります。また、糖尿病をはじめとした生活習慣病も、リスクとなることがわかってきました。

現在の名称は「旅行者血栓症」が一般的

旅行業界においては、航空機の座席のクラスに関係なく発症すること、新幹線、バスなどの交通機関やでも一定の姿勢のまま長時間動かなければ、同様の危険性があることから、エコノミークラス症候群とはいう名称は使用せずに「旅行者血栓症」という名称が使用されています。

また日本旅行医学会では、「ロングフライト血栓症」という呼び方もしています。

実は身近で恐ろしい「エコノミークラス症候群」その発症メカニズム

「エコノミークラス症候群」の典型的な症状としては、飛行機での旅行などで長時間に渡り搭乗した後、飛行機を降りて歩き始めたとたんに急な呼吸困難やショックを起こし、最悪の場合は亡くなることもある。。。こんな恐ろしい病気です。

特に飛行機のエコノミークラスでの旅行などの場合、長時間に渡り狭い椅子に座ったままの状態を強いられることになります。すると必然的に足の血流が悪くなるため、脚部の静脈の中に血栓(血のかたまり)ができることがあります。

この血栓は歩行などをきっかけに脚部の血管から剥がれ、血液の流れに乗って肺に到達し肺の動脈を閉塞してしまう。。。。。

これがエコノミークラス症候群の発症のメカニズムです。

心筋梗塞よりも死亡率が高い「エコノミークラス症候群」=「肺血栓塞栓症」

エコノミークラス症候群は、血栓が肺の血管を詰まらせる病気ですが、医学的には、静脈血栓塞栓症や深部静脈血栓症、または肺血栓塞栓症と呼ばれています。

この病気は、性別、年齢問わず、いつでもどこでも、条件が整ってしまった場合、発症してしまうリスクがあることと、さらに恐ろしいのは、肺血栓塞栓症は急性心筋梗塞と比較しても死亡率が高く、この病気が日本より多いアメリカやヨーロッパでさえ、診断がつかずに死亡する方が多いことです。

日本においては、高脂血症、糖尿病等の生活習慣病が未だに増加していて、これを引き金に肺血栓塞栓症を引き起こすリスクも高くなっていることも指摘されています。

エコノミークラス症候群の原因

主な原因は「水分不足」と「長時間座ったままの姿勢」

エコノミークラス症候群は、長距離の旅行はもちろんのこと、災害時の避難場所でも発症していることからもわかるように、その共通点は「長時間座ったままの姿勢を続けること」と、水分の摂取不足で「脱水状態」が大きな原因といわれます。

1.体の水分が不足すること

水分の摂取不足や、アルコール摂取による利尿作用により脱水傾向になることで血液粘度上昇のリスクを高めます。

災害時の避難所においても、エコノミークラス症候群発症の原因として水分摂取量が不足していることが上げられました。

避難所のトイレが汚い、他人に迷惑を掛けたくないなど、水分摂取を意図的に減らさなければならないと思わせるような環境的要因もあり、特に女性を中心にエコノミークラス症候群を発症させてしまうという悲しい出来事でした。

乾燥した環境下でも水分が奪われる

また環境にも大きな要因が隠されています。航空機におけるエコノミークラス症候群の原因の1つには、航空機内の湿度が低く乾燥した空間や、離陸後の低い気圧によって体内の水分が蒸散しやすくなり、血液の粘度が上昇してしまうことにあります。

さらに湿度が低い環境ということでいえば、最新のマンションなどは気密性が高く、エアコンなどの暖房器具を完備しているため非常に乾燥しやすい傾向にあるため、オフィスでのディスクワークにおいても水分不足に注意が必要です。

冬場の太平洋側は要注意!

季節で言えば、冬場の太平洋側の地域は要注意です。日本の冬はとても乾燥しているため降雪量が少ない太平洋側では乾燥した気候が続きます。

人間の体にとって、快適な湿度は50~60%ですが、冬場の湿度は50%以下になることが少なくありません。外気が乾燥すると、知らない間に体から水分が失われやすくなるため、意識的に水分摂取を心がけないと知らないうちに脱水状態になっていることもあります。

2.長時間椅子などに座ったまま下肢を圧迫し続け脚を動かさないでいること

人の血液は、心臓から全身へ送りだされるときは心臓のポンプがその役割を果たすのですが、血液が心臓に戻る際には、脚のふくらはぎの筋肉などがポンプの働きをして心臓へ戻すというメカニズムになっています。

これが長時間足を動かさないままでいると、脚の筋肉のポンプ作用がうまく働かないため血液がスムースに流れません。さらに水分不足の状態で、脚も動かさず長時間座り続け下肢が圧迫された状態が続くとうっ血を起こして静脈に血栓が生じやすくなります。こうしてできた血栓を「深部静脈血栓」といいます。

この血栓が、肺動脈に到達して詰まらせてしまうことで「肺血栓塞栓症」=「エコノミークラス症候群」を発症します。

「長時間座ったままの姿勢」から動き出してから発症する!

エコノミークラス症候群は、できた血栓が血管の中を流れて、肺動脈に詰まって発症するのですが、多くの場合は「動き出してから発症する」という特徴があります。

それは血栓ができた状態で急に体を動かすと、血流が急に回復することで血栓が血管内から剥がれて流され、肺動脈に到達することで急激に発症します。

このような理由から「長時間座りっぱなしの状態」はさけなければなりません。

何時間以上、座りっぱなしが危険なのか?

過去の学会の医学論文では、旅客機においては、平均すると11.3時間以上の長距離フライトで、1回以下しか席を立っていない女性、高齢者に多く発症していいるそうです。

しかし、これはあくまでも平均なデータです。

たとえ20歳位の若い健康体の人でさえ、体質によっては2~3時間座りっぱなしでいると、足の血液粘度が上がり血栓ができやすい状態になる方もいるため注意が必要なのです。

これは旅客機に限らず、座ったままの同じ姿勢を長時間続けることでリスクが高まるため、自身の行動でこれに該当すると思われる場合は、エコノミークラス症候群にならないための予防策をしっかりと学習し対策をたてておくことが大切です。

特に40歳以上の女性は要注意!

被災地において、エコノミークラス症候群を発症しやすいのは、40歳以上の女性が多いことが報告されています。

その中でも、高齢者はリスクが高いとされていますが、患者の中には、出産まもない20代後半の女性が発症したケースもあることから、年齢にかかわらず妊娠や病気など健康体でない場合も発症するリスクがあることを考えておく必要があります。

そして女性が多い理由としては、車中泊をしている、トイレを我慢するために十分な水分をとっていない人が多いことが関係しているとも言われています。

車中泊については、2日以上の車中泊が危険とされていますが、1泊でも発症することもあり、専門家によれば数時間で発症したケースもあったということです。

また車中泊ではなくても、避難所で過ごしている人も注意が必要で、床に雑魚寝の状態になっている避難所では、運動などの予防策をとっていても発症するケースがあることが知られています。

その理由は、避難生活によるストレスや冷たい床で過ごすことで血管が細くなることなどが影響している可能性があるということで、1週間から2週間後の発症が最も多いということです。

3.こんな人も要注意!「生活習慣病」のリスク

現在、エコノミークラス症候群を発症させるリスクのひとつとして注目されるのが、メタボリック症候群をはじめとした生活習慣病です。

具体的には、肥満、糖尿病の人や、下肢静脈瘤を有する人は、注意が必要です。

2001年にイギリス糖尿病学会が、「糖尿病の人は旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)になりやすい」ことを指摘しました。

その理由として、糖尿病患者は血糖値が十分にコントロールされていないため、血管の内壁が傷みやすく、これが原因で血流が悪くなります。

すると血液粘度が増加するため、血栓ができやすい状態になっているからです。

同様のことが、ほかの生活習慣病についてもいえるため、高血圧、高脂血症や、喫煙、飲酒の習慣がある方も注意が必要です。

エコノミークラス症候群の症状について

エコノミークラス症候群は、血栓ができたとしても全く症状が無く、気が付かない場合もあります。 できた血栓が小さくて完全に血管を塞いでいない場合は症状を感じないケースがほとんどですが、徐々に下肢になんらかの違和感が出始めたら注意が必要です。

①初期症状

血栓が両足に同時にできることは極めて稀です。最初は左右どちらかのふくらはぎの内部に不快感、鈍い痛み、腫れなどを起こします。

一般的には4:1の割合で、左側のふくらはぎに発生しやすいといわれています。

②中症状

血栓が大きくなり、血液の流れに沿って心臓側に徐々に延びていくと、大腿部あるいは骨盤内部深部静脈まで塞いでしまい、片方の下肢に強い痛みや、むくみ(浮腫)が出ます。

足のむくみはわかりにくい場合がありますが、片足の膝の裏あたりが腫れて痛むというのも特徴です。

③重症

血栓が血管壁からはがれて血管内を移動し、やがて心臓を通りすぎて肺の血管に行き付き、肺動脈を詰まらせてしまうと、酸素を取り入れることができなくなるため 呼吸困難、脈の増加、失神などが起こります。

こうなってしまうと、すぐに医療機関で治療を行わないと命に関わります。

大切なことは、初期症状を見逃さないということが命を守れるかどうかの分かれ目ですから、長時間同じ姿勢でいることのリスクを常に意識して事前に予防対策を行っておくことが大切です。

エコノミークラス症候群の予防対策

「弾性ストッキング・着圧ソックス」が、エコノミークラス症候群予防に効果あり!

日本循環器学会では、被災地の避難所や車中泊において、弾性ストッキングを着用することで、エコノミークラス症候群の予防効果が高まるとして推奨しています。

また航空機での弾性ストッキング着用も同じように効果があります。

厚生労働省からは、エコノミークラス症候群の予防策として、

  • 適度な水分を摂る
  • 長時間同じ姿勢でいない
  • 足をこまめに動かす
  • 時々深呼吸をする

などの方法を提言しています。これらを具体的に説明します。

適度な水分を取る

脱水で血液が濃くなると血栓を生じやすくなるため、定期的に水分補給することが大切です。くれぐれも、トイレが気になるからといって、水分摂取を控えるのはやめましょう。

人間に必要な水分量は、体重1Kgあたり1時間に1mlといわれています。したがって、例えば50Kgの体重の人なら、一時間あたり50ml以上は、こまめに水分を摂るようにしましょう。

さらに航空機内の場合は、乾燥していることを考えると、この2倍以上の量は飲んだ方がよいと思われます。
(※ただし季節や体調によっても必要な水分量は変化しますのであくまでも目安の一つと思って下さい。)

水分摂取は、ミネラルウォーターなどの水でもかまいませんが、スポーツドリンクなどのイオン飲料は、吸収も早く体内の水分を保持するのに効果があります。

また航空機内では、ミネラルウォーターよりも、イオン飲料のほうが尿の排出を少なくして、水分が体内に残る割合が高いことが、ポカリスエットの大塚製薬の実験で判明しています。

航空機搭乗時のような状況下での水分補給には、ミネラルウォーターよりもイオン飲料の方が適しているといえますが、ご存知のとおり、イオン飲料には、砂糖が入っていることも多いため、飲み過ぎには注意しましょう。

それと、レモンには血流を改善する働きがあるので、レモン果汁の入った飲み物をとるのも良いでしょう。

他に注意することは、アルコールやコーヒー、紅茶のような利尿作用のある飲み物は、トイレが近くなるとともに脱水状態になることがあります。飲みすぎないように気をつけましょう。

長時間同じ姿勢でいないようにする。 

 

災害時の車中や避難所においては、まず窮屈な姿勢や椅子に座ったままの姿勢で長時間過ごすことは危険です。2~3時間毎に3~5分程度歩くことをおすすめします。それができなければ下記のような足の運動を行いましょう。

航空機においては、トイレ以外はなかなか立ち上がることはできないので、こまめに足の運動を行ってください。

足の運動

足を動かすことで、筋肉のポンプ作用を働かせます。

足や足の指をこまめに動かしたり、1時間に1度は、20―30回程度の、かかとの上下運動や、つま先を引き上げる運動を行いましょう。さらにふくらはぎを軽くもむマッサージや、足首をまわす運動も行いましょう。

服装はラクなものを

キツめの衣服やガードル等の着用を避け、ベルトはゆるくしておきましょう。

エコノミークラス症候群の予防対策としてお話しましたが、いずれも難しいことは無いと思います。
具合が悪くなってからでは手遅れになるケースもあるため、十分に意識して予防対策に取り組んで下さい。

エコノミークラス症候群は、医学的には「静脈血栓塞栓症」という病気です

エコノミークラス症候群は、医学的には静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)といいますが、深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)、肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)とも呼ばれます。

病名が多くてややこしい?と思われるかもしれませんが、

①深部静脈血栓症=足や下腹部の静脈に血栓ができる病気

②肺血栓塞栓症=血栓が肺に飛んで肺の血管を詰めてしまう病気

以上2つの病気を併せた疾患概念が「静脈血栓塞栓症」で、一般的にはこれらをエコノミークラス症候群と呼んでいます。

「深部静脈血栓症」の症状と原因

深部静脈血栓症は、下肢(足や下腹部)や上腕の静脈に血栓ができる病気で、その多くは下肢の静脈の中に発生すると言われます。

血栓が大きくなると、足が腫れる、痛む、熱を持つ、赤くなる、表面の血管が浮く、押さえたり歩くと痛みが出る、などの症状が出ますが、まれに無症状のこともあります。

そして深部静脈に血栓ができる原因はさまざまですが、大きな要因として以下の3点が考えられます。

①血流速度の低下

足の筋肉、とりわけふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」といわれるように、筋肉が収縮・弛緩を繰り返すことで足の静脈の流れを促進するポンプの役目を担っていて、これを「筋ポンプ作用」といいます。

したがって、歩くなどの運動をすれば、筋ポンプ作用で血液の循環がよくなります。

しかし、長時間椅子などに座って足を動かさない場合や、病気で長期の安静が必要となったり、脳卒中後のまひで足が動かなくなったりした場合は、足の「筋ポンプ作用」が働かずに静脈の流れが滞り、血栓ができやすくなります。

また、比較的大きな子宮筋腫や卵巣腫瘍、または妊娠などで、腹部の大きな静脈が圧迫されたときに血液の流れが悪くなることがあります。これも深部静脈血栓症の危険性が高くなるため注意が必要です。

②血液が凝固しやすい状態

普通の人と比較して、血液が固まりやすい体質の方がいて、生まれつき(先天性血栓性素因)、または何らかの病気によって、後天的にそのような素因を持ってしまう(後天性血栓性素因)があります。

先天性血栓性素因には、アンチトロンビン欠乏症、プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症などの血液を固める仕組みに障害のある病気があります。

後天性血栓性素因としては、何らかの悪性腫瘍を患っている方は、血液が固まりやすい状態となっている場合があることがわかっています。他にも「抗リン脂質抗体症候群」という病気も有名です。

③静脈の内壁の損傷

外傷、打撲、カテーテル手術などで静脈の壁が傷ついたりすると血管の中の血液は固まり始め、やがて血栓を作ります。

血液は異物に触れると固まる性質を持っています。血管の内側は血管内皮という特殊な細胞で覆われており、血液が異物と接触するのを防いでいます。

このため血液が血管の中をよどみなく流れている場合は、血液が自然に固まることはほとんどありません。

しかし、血管が何らかの原因で傷つくと、血管内皮の膜が壊れ、血液が異物と接触して血栓ができます。骨折などで血管内皮が障害を受けた場合や、カテーテル検査・手術などで血管の中に点滴や輸血をするための管を長期間入れておく必要があった場合などに、血栓ができやすくなります。

「肺血栓塞栓症」の症状について

エコノミークラス症候群の重篤な症状は、肺の血管に血栓が詰まる「肺血栓塞栓症」が原因で起こります。

これは上で説明した「深部静脈血栓症」が引き金となり、日頃から健康な方でも発症することから「急性肺血栓塞栓症」ともいわれます。

急性肺血栓塞栓症の症状は、肺動脈にどの程度の深部静脈血栓が飛んできたかによって左右され、小さい血栓の場合はまったく無症状のことも多いといわれています。

しかし、ある程度以上の大きさの血栓が肺動脈を詰まらせると、急な呼吸困難が生じます。

これは、呼吸によって肺に取り込まれた酸素が血液の中に十分取り込まれなくなり血液の中の酸素濃度が低下して窒息状態となってしまうからです。

また発症された方の約半数で胸の痛みを訴え、そのうちの10~30%で失神発作を経験していて、その他にも、全身倦怠感、動悸、冷や汗、不安感などの症状が出ることもあります。

特に失神発作を起こすケースでは、非常に大きな血栓が肺動脈に詰まってしまい血液は全く流れなくなった状態と考えられ、これでは全身の血液の循環を保てなるため、血圧が保てなくなるショックの状態(右心不全)で、最悪の場合は心臓が停止してしまいます。

この状態では、すぐに医療機関において血栓溶解剤やカテーテル治療や手術的に血栓を除去しなければならず、たとえAEDを使用して心肺蘇生を行っても、それだけの処置では詰まった血栓を取り除くことはできませんので、その場での回復は難しいです。

こういった理由からも、エコノミークラス症候群対策は、「発症させない」=「予防をすること」が大前提となります。